躾(しつけ)はいつから始めたらよいの?
こんにちは。ドッグトレーナーの照沼由紀です。
多くの飼い主様から
- 躾(しつけ)はいつから行えば良いのか?
- 今から始めるのでは遅いのではないか?
ということをご質問いただきます。
そこで、今回は
- 犬を迎え入れて、どのタイミングで躾(しつけ)を開始したら良いのか?
- 躾(しつけ)を始めるにあたって「遅い」などはあるか?
といったことにお答えしたいと思います。
躾(しつけ)は、迎えたらすぐが基本
躾(しつけ)は、迎えたらすぐが基本となります。
これから先、家族としてずっと一緒に暮らしていくのだから、してほしい事をより早く経験させてあげる事は大切な事です。
そして、生後3ヶ月までというのは、警戒心が未発達な状況でもあります。
そのため、3ヶ月までに、将来経験するであろう事をできるだけ多く体験してもらうことで、将来ストレスを感じにくくする事が出来るのです。
これにより、大きくなった時にパニックになったりする事が、少なくなります。
具体的には、
- 雷や花火
- 飛行機の音
- 電車の音
- 他犬
- 幼児
などが挙げられます。
しかし、ほとんどの犬がこの時期に必要な体験をしていません。
そのため、
- 過剰な反応になり吠えてしまったり、
- 人にとっては問題行動になってしまう
といった事が多くあります。
「待て」「お座り」は何歳になっても大丈夫
躾(しつけ)というと、
- 「待て」「お座り」のようなオビディエンストレーニング
- 「バイバイ」「こんにちは」のような芸のようなトリック
のようなものを思い浮かべる方も多いかと思いますが、こちらに関しては、何歳になっても教える事が可能なので、遅いという事はありません。
いずれも教える時は、ポジティブにモチベーションを上げて、楽しい時間にしてあげる事が習得する上での条件です。