遊びながらしつけをするためには?
こんにちは。ドッグトレーナーの照沼由紀です。
「しつけ」というと、まずはじめに「叱る」「罰」などが思い浮かぶかと思います。
しかし、実際にはそんなことはありません。
遊びながら、楽しくしつけを行うことも出来ます。
そこで、今回は
- 遊びながらしつけをする効果
- 遊びながらしつけをする例
- 遊びながらしつけをする際のポイント
をご紹介します。
目次
遊びながらする「しつけ」の効果
犬の何かを教える、伝える事が「しつけ」だと思います。
その際大切なのが、犬が楽しかったり、ご褒美がもらえたり、“いい事が起こる!”ということを体験し、モチベーションを上げて教える事で、より早く習得する事へと繋がります。
人もイヤな事、楽しくない事より、楽しく、報酬があった方がモチベーションが上がりますよね?
なぜ、叱ったり、罰を与えたりする方法は駄目なのか?
叱ったり、罰を与えて教えていく方法は、
- 何に対しての罰なのか?
- 何がダメなのか?
が犬には言葉が無いので解りづらくなってしまいます。
また、罰を使うと、威圧的な態度に対して、犬が萎縮して、その時の行動を止めるだけになりやすいです。
そのため、
- 人
- 場所
- 状況
が変わると再発しやすい難点があり、何よりも犬には理由がわかりませんから、ストレスになります。
また場合によっては、たった1回の罰した行為で関係性が崩れる事もあります。
罰や、ダメ!など大声をあげなくても遊びながらしつけをする事をオススメします!
実際にどの様にしつけをしながら遊んだらよいか?
例えば、ボール遊び。
- ボールを見せて、投げない。
- 犬に渡す。
このようにすると、ボールが好きな子や、投げて欲しい子は「投げて!」と、飼い主にボールを渡してくれます。
咥えて、こっちに来てくれて渡してくれても、また犬に渡す。
するとまた、「投げて!」と渡してくれます。
この一連の行動を覚えてもらうと、“ボール遊び”が楽しい事を覚えてくれます。
遊ぶ時のポイント
遊ぶときは飼い主も思いっきり、「一緒に楽しむ!」ということです。
犬も楽しんでくれるので、モチベーションが上がり、教えた事が早く出来る事が多いです。
その犬のやりたい遊びを探して上げてください。
その犬や状況により、やりたい遊びは違い増す。
それにより、遊び方も変わって来ます。
そのため、「その子がどうしたいのか?」をよく見て上げてください。
よく見ると、ヒントがたくさんあるので、観察しながら色んな遊びを楽しんでくださいね。